Nowhere Man's Side

何者でもない人達へ

ベルリ・ゼナムでみる天才論「謎のモビルスーツ」

 

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ベルリ・ゼナムとは、「カンダムGのレコンギスタ」に登場するキャラクターです。彼は物語の主人公であり、キャピタルガードという軍を養成する 学校で、卓越した才能により飛び級した、天才キャラクターです。ぼくは彼のキャラクター像、見た目も兼ねて、ひと目で「天才」だと感じました。これから何 十話と続きそうですが、天才学者として研究を続けていこうと思います。

 
 
//Gのレコンギスタという世界
 
物語を知るにはある程度の予備知識が必要です。世界情勢を知ることは天才が生まれる環境を知る上で大事なことなので、簡単ではありますが、説明をしていきます。舞台は宇宙戦争が終結した後の物語。新たな時代を迎えた人類は、繁栄と平和がこのまま続くと信じていました。
 
 
宇宙にはキャピタルタワーという宇宙エレベーターがありました。そこは地球上の資源である「フォトンバッテリー」をもたらす、神聖視された場所です。そのキャピタルタワーを守護するために、キャピタルガードという組織が存在しました。
 
 
そ の候補生の中に、ベルリ・ゼナムは登場します。初めての実習の最中、宇宙海賊という反組織によって、キャピタルタワーが襲撃を受けます。その状況でベル {ベルリ・ゼナムの通称}は、天才的な技術を見せ、業務用のロボットによって、宇宙海賊のモビルスーツガンダム」とパイロット「アイーダ・スルガン」の 捕獲に成功します。
 
 
キャピタルガー ドたちは「ガンダム」の内部を探るために、ハッチを開けろと要求するのですが、彼女はハッチを閉じてしまいます。しかし、ベルは難なくハッチを開けて、 「ガンダム」を動かすことができました。特定条件を満たさないと、開かないハッチを開けたベルは、「ガンダム」に選ばれた才能を持つ、選ばれし人間だった のです。
 
 
G-セルフに選ばれたベルリが辿る運命とは、どんな物語なのか。それはきっと世界を救う勇者と魔王の物語だと、ぼくは思うのです。
 
 
//ベルリ・ゼナムと天才の性格の共通点

ベルリ・ゼナムは陽気ででマイペースな性格の持ちであり、少しお調子者といった一面も見受けられます。しかしその性格に見合うだけの実力もあり、常に余裕な笑みを崩さない、天才キャラクターの王道ともいえる人物として描かれています。
 
 
ア ニメを見ているとわかるのですが、彼は本当に笑顔を絶やしません。どんなときも楽しいと思えることだけを考えているようで、チアガールが授業中に乱入して きた時も、「きたきた」というような表情を浮かべています。つまらないことには、一切興味がない様子で、その証拠に先生の質問にも「わかりきっているこ と」と言って、怪訝そうな表情で問に答えています。天才にとって未知の探求こそ、生きる楽しみです。だからこそ、当たり前のことには、必要以上に話すこと もなく、寡黙そうな人が多いように思えるのです。
 
 
海 賊が突如、襲来してきた時は、一瞬、何が起きたんだという疑問を頭に浮かべますが、状況を理解すると、祭りでも始まったかのように、あまり多くのことを考 えず、直感と閃きによって行動をしていきます。戦いという生と死の狭間で、試行錯誤を繰り返し、一気に敵との経験の差を詰めていきます。天才にとって人生 は、何よりも楽しいものでなくてはなりません。立ち止まって考えている時間があったら、行動しながら考えている方が、人より何倍も多くのことが体験できる ことを彼らは知っているのです。
 
 
ベ ルリは作中でアイーダの髪が、ヘルメットを外すときにまるで、花が咲き乱れるように風を舞っているのを見て、一目惚れをしてしまいます。ここもやはり天才 の性格に当てはまります。天才たちには、必ずお姫様の存在がいます。今回のベルリにとってのお姫様はアイーダだったわけです。きっとこの先もベルリはア イーダに対して、責任を感じる場面が何回も出てくることと思います。
 
 
//ベルリの生きる理由
 
と ここまでが、第一話「Gのレコンギスタ」でわかることです。世界は繁栄と平和の時代を終え、フォトンバッテリーという資源を巡って、またも戦争の時代に入 ろうとしています。パイロットの天才が現れるのは、時代がパイロットを必要とした時です。またも突入する戦争をベルリは引き止めることができるのか。パイ ロットとしての使命を果たせるのか。今後も気になることばかりです。
 

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