Nowhere Man's Side

何者でもない人達へ

あなたの意識を拡張させるかもしれない「ミュージック・ビデオ」3選

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あなたはカルトムービーというモノを見たことがありますか?世の中には見た者の意識を拡張させるような映像がたくさんあります。それらの映像を 作った人の多くは、以前にLSDなどの覚醒剤を飲んだことがある人たちで、それはLSDがどんな症状をもたらすのか知っている人であれば、一瞬でこの人は LSDをやっているとわかるほど特徴的な映像なのです。
 
こ れから紹介する映像は全て日本人ですが、その色彩豊かな表現はあなたの意識を拡張させる力を帯びています。天才たちの頭の中を覗いてみたいのなら、一度見 てみるといいでしょう。彼らの頭の中は混沌としているのですが、なぜだか心地よくて、見ている内に、だんだん意識がはっきりしていきます。
 
紹介する映像は三つです。

聞くときはも一人部屋にこり、音量を上げたほうがいいです。そうすることで、少しばかりトリップしている感覚に陥ることができます。経験は一度っきりです。初めての経験はできるなら、良いものにするべきだと思うのです。

 

//メレンゲ「僕らについて」
 
 
こ の映像はアニメ「ピンポン」のエンディングテーマです。監督は「MINDGAME」で有名な湯浅政明監督。映像は水彩画で描かれていて色彩豊かな表現なの ですが、そこに細い線で輪郭が描かれています。その繊細さと大胆さがうまく溶けこんでいて、見ている者に世界バランスの美しさを伝えています。
 
こういった映像の特徴としては、色彩性と輪郭性の強調が目立ちます。この映像はそれが、顕著にあらわれていて、見ていると自分も天才になった気がしないでしょうか。
 
 

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ト クマルシューゴという人物知っているだろうか。日本ではあまり知られていないのだけれど、世界に影響を与えた人物として、海外紙に紹介されたこともある アーティストです。彼の音楽はトイミュージックと呼ばれていて、おもちゃ楽器を使ってよく表現されます。その独特な音色とリズムは、あなたの想像力を豊か なモノとしてくれるでしょう。
 
アニメーターは近藤大介監督。最近では木村カエラのミュージックビデオを担当したみたいです。彼の映像に穴がでてくるのですが、どう見てもイエローサブマリンです。さすがカルトアニメの金字塔なだけあります。ここにも、影響を受けた天才がいたようです。
 
特にメロディーの映像は、クリエイションが爆発していて、一瞬にして数々のイマジネーションを想像させます。こんな映像が常に頭の中をよぎるのだと考えると、天才たちがすぐに行動を取ってしまうのも、なんだか納得してしまいます。
 
//オオルタイチ「FUTURELINA」
 

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オオルタイチの音楽。それは原始的宗教的で。ただ生きることへの欲求が、純粋に「音」へと昇華しているように聞こえます。彼にとって音楽とは、「自己の表現」それ以外の何物でもないのではないでしょうか。
 
対 する監督は鎌谷聡次郎。主にオオルタイチ氏のミュージックビデオを担当している人で、映像には神さまやお相撲さん。マッチョな男が出てきたりと、もうやり たい放題に表現しています。彼の作品には統一性が見られます。必ず神さまが出てくるのです。その姿は誰もが想像もしたことがないような姿形をしています が、なんだか神さまって適当なんだなと納得してしまいます。誰もが想像する神さまですが、思い描く形はみんな違うものなのかもしれません。
 
//映像という意識の果てに
 
い かがだったでしょうか。ぼくはただあっけにとられて、声も出ず、なぜだか心地よくて涙が溢れていました。これらの映像を見てしまったあなたは、天才の意識 を欠片を垣間見てしまいました。もう後には戻れません。映像は最も記憶に残る媒体です。脳はリアルと映像の区別をその場では判断できますが、そのうちに記 憶の欠片として、映像が現実のものとして、思い出されるでしょう。
 
そ うなったらフラッシュバックの原理と一緒です。禁断症状が出てきて、また同じ経験をするために、どんな犠牲さへも厭わない人間へとなっていきます。しか し、それでいいのです。人間は無限の欲望を兼ね備えています。それはどんな動物にだって当てはまります。より良い種と生存のために、ぼくたちは生き続ける のですから。