Nowhere Man's Side

何者でもない人達へ

マリオはマリオだから、世界一有名なキャラクターになりえたんです

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 マリオというキャラクター
 
 

     マリオは世界で一番、有名なキャラクターとして「ギネスブック」にも紹介されています。どうしてマリオはこんなにも有名なのでしょうか。マリオのストーリーは平和なマリオワールドの世界に突如として現れたクッパによってピーチ姫が攫われてしまい、マリオがピーチ姫を救い出すという、物語の王道を踏むような形式になっています。

 
 

     ぼくがおもしろいと思うのは、マリオが王子様ではなくて、ただの「配管工」だということです。マリオが人気になっていったのは、そんな普遍性があったからかもしれません。もしピーチ姫を救い出すのが、マリオではなくて、どこかの国の王子様であれば、ゲームという感情没入するようなメディアでは、成功しなかったかもしれません。

 
 

     そんなマリオにぼくが興味をもったのは、天才と言われる

 

人たちは必ず名誉がつきものだからです。「名誉があるからこそ天才だ」ともいえます。であればギネスブックにも乗るような「マリオ」は果たして天才なのか。少し考えてみようと思ったわけです。

 
 

     マリオが天才なのかどうかは、マリオの物語を紐解くことで、知ることができます。スーパーマリオワールド。この世界でマリオは、どのようにして天才になったのか。何が彼を天才にさせたのか。彼の物語から「天才の物語」というものを観察してみることにしましょう。

 
 
スーパーマリオストーリー!
 
 

     まずはマリオの物語のはじめから少し話していきます。物語はピーチ城から始まります。マリオはいつものようにピーチ姫から、招待状を受け取り、ピーチ城へと向かいます。ピーチ城ではキノピオたちが、パーティーを始めていて世界は平和そのものです。そのピノキオたちの先を越えると、そこにはピーチ姫がいました。マリオとピーチ姫は再開を喜び、お城を巡り始めました。幸せのまっただ中にいるところで、事件は起きます。クッパの襲来です。クッパクリボー、ノコノコやカメックを連れてお城をメチャクチャにしていき、最後にはピーチ姫を攫っていきます。あまりの鮮やかさにマリオは為す術なく、気づいた時にはマリオとキノピオたちだけが残っていました。

 

 

     責任を感じたマリオはピーチ姫を救い出すことを決意します。そしてルイージヨッシー、たくさんのアイテムを使い、ピーチ姫の閉じ込められているクッパ城へと赴きます。クッパ城への道のりは長く険しい道です。ワールドごとにコクッパが待ち構えていて、マリオを苦しめます。しかし、マリオはそれを乗り越え、ついに最終ステージのクッパ城へと到着します。そこでクッパはあらゆる罠を仕掛け、行く手を阻みますが、マリオはなんとか進み、とうとうクッパとの最終決戦へと入ります。激闘の末、マリオはクッパを倒したかと思うと、上空からカメックが杖に乗って、クッパに魔法をかけます。魔法がかけられたクッパはさらに手強いボスとなって、マリオを苦しめますが、マリオはなんとか耐え続け、最後にはピーチ姫の応援(パワーアップキノコ)によって、見事クッパを倒します。クッパを倒し、ピーチ姫を救い出すことに成功したマリオは、物語の終わりとしてピーチ姫のキスによって幕を閉じます。

 
 

     と、これがスーパーマリオストーリーの流れとなっています。マリオの物語から学べることはたくさんあります。

 

  • どうしてキノコを食べると、パワーアップするのか?

  • ピーチ姫はなぜ攫われるのか?

  • スターをとると無敵になるのはどうしてなのか?

  • マリオはどうしてクッパを倒せたのか?

 

     まだまだありますが、ぼくはこの一つ一つを「天才」と当てはめることによって、これから「天才の物語について」考えていきたいと思っています。まずは「マリオストーリーと天才たちの人生にある共通点」を、見てみることにしようと思います。

 
 

     マリオが世界で最も有名なキャラクターになり得たのは、クッパとピーチ姫という存在がいたからであり、それは天才にも共通することなのです。一人の女性を愛し、彼女を守るために悪と戦う。天才たちの物語は王道のストーリーそのままであり、正義と悪の戦いだったのです。