Nowhere Man's Side

何者でもない人達へ

天才にとって罪とは何か。償うためには何をするべきか。

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罪とは何だろう。それはきっと使命なのだ。なぜなら人は死ぬ時に後悔をする。「もっと自分のしたいことをすれば良かった」と嘆く人たちがいる。その想いが人を後悔させ、そこで罪の意識が初めて芽生えるのです。多くの天才たちは幼いころより罪の意識を持っていました。つまり彼らは毎日のように死と向き合っていたのです。

 

 

それではどうすれば罪を償うことができるのだろう。天才として生きるためには罪を償う術が必要になってきます。使命が与えられたのにそれを全うしないことはやはり、罪につながるからです。償いについて旧約聖書にはこう書かれています。

 

 

旧約聖書において贖いとは

  • 人手に渡った近親者の財産や土地を買い戻すこと
  • 身代金を払って奴隷を自由にすること
  • 家畜や人間の初子を神に捧げる代わりに、生贄を捧げること。犠牲の代償を捧げることで、罪のつぐないをすること。

 

現実世界において償いとは

  • 過去の点と点をつなげること
  • 謙虚であること
  • 死と向き合うこと

 

 

面白いことにスティーブ・ジョブズが「スタンフォード伝説のスピーチで語ったこと」と同じことが書かれていました。ぼくは天才になる方法(使命を見つける方法)を研究しているのですが、スティーブ・ジョブズは天才になった人(使命を見つけた人)がどう罪を償うべきか、あのスピーチで説いていたのです。

 

 

過去の点と点をつなぎ合わせること

将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。運命、カルマ…、何にせよ我々は何かを信じないとやっていけないのです。私はこのやり方で後悔したことはありません。むしろ、今になって大きな差をもたらしてくれたと思います。

 

 

謙虚であること

あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。ドグマにとらわれてはいけない。それは他人の考えに従って生きることと同じです。他人の考えに溺れるあまり、あなた方の内なる声がかき消されないように。そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。ほかのことは二の次で構わないのです。

 

 

死と向き合うこと

私は17歳のときに「毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる」という言葉にどこかで出合ったのです。それは印象に残る言葉で、その日を境に33年間、私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしているのです。「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と。「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。自分はまもなく死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つのです。なぜなら、永遠の希望やプライド、失敗する不安…これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるからです。本当に大切なことしか残らない。自分は死ぬのだと思い出すことが、敗北する不安にとらわれない最良の方法です。我々はみんな最初から裸です。自分の心に従わない理由はないのです。

 

 

点と点をつなぎ合わせるということは、全てを肯定して生きろということです。どんな経験が将来、何の役に立つかは絶対にわからない。だからこそ全てに意味があると信じて、それこそ運命だと感じて生きていくことが大事なのです。

 

 

謙虚であれということは何なのか、ルイス・キャロルが説明しています。「謙虚とは自分を抑えて身を隠すことじゃない!自分自身という存在を忘れてしまうことなんだ」他人の考えなんて気にしている暇は、賢者でもない限り人間には残されていません。ここで注意するべきなのは、他人ために行動するな!というわけではありません。他人の考えに従って行動するな!ということなのです。それは「自分として生きていないこと」と同義になってしまうからです。

 

 

死と向き合うことは、一瞬一瞬を全力で生きるということです。死は人に最良の決断をさせます。誰も、今日死ぬと言われて自分の直感に従わないはずがないからです。もしあなたが重要な決断に迫られているとしたら、自分の言い聞かせてください。「このまま死ねるのだろうか?」そうすれば自ずと使命を果たそうと行動するはずです。

 

 

まとめると

 

天才にとって罪とは「使命」のことを言います。
その罪を償うためには「点と点をつなぐこと」「謙虚であること」「死と向き合うこと」です。
使命を発見した天才たちはこの3つの行いをすることで、使命を全うすることができるのではないでしょうか。